みなさん、赤ちゃんを撫でていますか?
親子の肌のふれあいは非常に子育てに重要ですが、どうやら赤ちゃんが痛がっている時に撫でると痛みを軽くしてくれることがわかったようです。
昔から手当という言葉がある通り触れることは重要な疼痛軽減作用があるようです。
赤ちゃんの侵襲的処置(予防注射など)の時には沢山撫でてあげると良いかもしれませんね。
Stroking modulates noxious-evoked brain activity in human infants.
赤ちゃんを撫でている時の脳波をみた研究
この論文では30人の新生児に脳波(EEG)を使って脳活動を分析しました。
採血の時に赤ちゃんを撫でる効果が明らかに
そして、医学的に必要な血液検査の際に新生児の痛みの反応を測定しました。
赤ちゃんの半数は、血液検査の直前に科学者が肌を優しくなでました。
その結果、撫でた方の赤ちゃんは痛みが軽減されることがわかりました。
今回毎秒約3m/sのストローク速度で撫でたそうです。
この速度は成人において痛みを軽減させる効果があるそうです。
研究者は触れることで親子の絆が高まり、親と赤ちゃんの両方のストレスが軽減され、入院していた場合は入院期間が短縮される可能性があると述べています。
また、薬を使わない安全で簡単な方法なので非常に便利だと思います。
みなさんもぜひ注射などの際は撫でてみてはどうでしょうか
赤ちゃんをリラックスさせる方法として子守歌なども効果的です。詳しくは下記の記事をみてくださいね。
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スポンサードリンク引用論文
Deniz Gursul, Sezgi Goksan, Caroline Hartley, Gabriela Schmidt Mellado, Fiona Moultrie, Amy Hoskin, Eleri Adams, Gareth Hathway, Susannah Walker, Francis McGlone, Rebeccah Slater. Stroking modulates noxious-evoked brain activity in human infants. Current Biology, 2018; 28 (24): R1380 DOI: 10.1016/j.cub.2018.11.014
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