なかなか子どもが寝付かなくてこまっているお母さん、お父さんも多いのではないでしょうか?
また、子供の成長にとって睡眠の質は重要であることが多くの証明されています。
今回は子どもの睡眠を促すヒントとなる研究を紹介します。
子どもの寝る前の儀式を習慣化、ルーティンにすることによる効果
Bedtime Routines for Young Children: A Dose-Dependent Association with Sleep Outcomes
寝る前の儀式(ベッドで子守歌を歌ったり、絵本を読んだり)は子供にとって良い影響や心を落ち着かせる効果があるといくつかの研究で報告されているようです。
14カ国の子どもの睡眠を調査した
この研究は14カ国の10,085人の母親が含まれ、6歳までの子どもの50%が寝る前の儀式の習慣を行っていました。
子供の日中および夜間の睡眠パターン、就寝前の日常生活および行動についての具体的な質問を含むインターネットによるアンケートを行いました。
✔子どもの寝る前の儀式を習慣化している子供は就寝前の就寝時間の短縮時間や夜間の目覚め、および睡眠時間の長さを調べました。
寝る前の儀式を習慣化している子どもは睡眠の質が良かった!
✔毎晩寝る前の儀式の習慣を持っている子は持っていない子より1時間長く入眠していました。
✔日中の子どもの問題行動減り、睡眠の問題も少なくなったようです。
研究者は両親が寝る前の儀式を子供に合わせて作り、習慣化することが大事で、子どもをリラックスさせ、健康的な眠りを提供できる可能性があると述べています。
また、週に1回より、毎日行うことの方が効果があがるそうです。
そして、これは14の国で共通してみられたので世界共通の効果が示されている可能性があります。
子どもの寝る前の儀式、本を読んだり、子守歌を歌ったり子どもがリラックスできそうなら何でも良いと思います。
是非意識的に取り組みたいですね。
夜泣きのまとめはこちらから 夜泣き対策まとめ
スポンサードリンク引用論文
Jodi A. Mindell, Albert M. Li, Avi Sadeh, Robert Kwon, Daniel Y.T. Goh. Bedtime Routines for Young Children: A Dose-Dependent Association with Sleep Outcomes. SLEEP, 2015; DOI: 10.5665/sleep.4662
コメント