添い寝すると夜泣きが増える!添い寝をしなくても愛着や発達に問題ないという2021年の研究結果

【0歳〜3歳】乳幼児

今回は赤ちゃんの添い寝をした方が良いのか?赤ちゃんとの関係が悪化する可能性や発達への悪影響はないの?ということについて最近の論文を紹介します。

今回紹介する論文では添い寝をしなくても親子の愛着や赤ちゃんの発達は問題なかったことが報告されています。さらに添い寝すると夜泣きが増えるという結果がでした。

2021年の論文を参考に詳しく解説していきたいと思います。

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そもそも添い寝はした方が良いいのか?

添い寝の是非については結構議論されているようです。

管理人の結論から言うと添い寝は1歳半まではしない方が良いです。

理由を述べる前に以下に添い寝のメリット、デメリットから紹介ます。

添い寝のメリット

一般的な添い寝のメリットと現在の研究での見解を述べます。

✔添い寝はスキンシップを通して愛着形成や発達に効果があるかも
一説では乳児の愛着と行動の発達を向上させる可能性があると信じて行っているようです。
最近の研究では愛着などの効果は否定的です。発達もあまり影響はないと考えられています。しかし、2002年の研究では実際に添い寝をしている子どもは6歳時点で認知能力が少し高いことが報告されています。(1)

✔赤ちゃんの対応がしやすい
生まれたての赤ちゃんは夜間も2~3時間おきの授乳が必要です。そのため添い寝で寝ていれば赤ちゃんが泣いたときにすぐに授乳が出来るというメリットがあります。

✔スペースの節約
ベビーベットを置けるだけの十分なスペースを確保できない人もいますよね。添い寝はスペースの節約になると言えます。

✔赤ちゃんが安心してぐっすり眠れる
2021年の研究では夜泣きが増えると報告されています。また、6ヶ月の時点では寝つきも悪いという結果でした。

以上のメリットがあります。

添い寝するデメリット

添い寝をする際には一般的に以下のデメリットがあるとされています。

✔赤ちゃんにとって危険である
日本でも調査がされていて添い寝をしていた状況での事故報告があります。家族に圧迫されたりすることや壁に挟まったり、ベッドから転落してしまうなどです。
下の消費者庁のデータでは0歳児の赤ちゃんの死亡事故で就寝中の窒息死が最も多いという結果です。しかし就寝中の窒息死は1歳以降には激減します。つまり生まれてすぐから0歳までは就寝中がとても危険なのです。

そして、下の図は0歳児の就寝中の窒息死の状況です。

すべての項目に言えますが、家族の身体の一部が挟まれることや寝具が顔を覆うなどは添い寝の状況で起こっている可能性が高いと考えます。また、ベッドからの転落も柵の無い大人用のベッドに寝ていた可能性が高いです。

さらに海外では添い寝はSIDS(乳児突然死症候群)のリスク因子として考えられています。
※SIDSとはSIDSは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気で、窒息などの事故とは異なります。厚生労働省リンク

以上より0歳児においては就寝中の安全がとても大事で事故の状況から0歳時までは添い寝はとてもリスクがあることが分かります。

✔愛着や発達に悪い影響があるかもしれない ※後で詳しく解説しますが最近の研究では否定されています
親子が一緒にいる時間は子どもにとってとても大切ですよね。添い寝をしないことにより親子のスキンシップが減り、子どもの愛着や発達に悪い可能性があると考えられているようです。

✔夜泣きが増える
2021年のケント大学の研究では生後3ヵ月、6ヶ月に添い寝をしていると夜泣きが増えるという研究結果が報告されています。こちらについて詳しく解説します。

以上です。今回は特に添い寝のデメリットについて解説していきます。

生後18ヶ月までの赤ちゃんとの添い寝と夜泣きや愛着、発達について調べた研究

2021年英国ケント大学の研究です

178組の赤ちゃんと母親を対象としました。

以下の項目を質問し、赤ちゃんを観察して評価しました
3ヵ月、6ヵ月、18ヵ月の時点で添い寝をしているか?
赤ちゃんの発達
母親との愛着
母親の抑うつ状態
母乳育児の期間

生まれてから1歳半まで添い寝をする赤ちゃんは夜泣きが多かった!

結果は

✔赤ちゃんの発達や愛着、抑うつと添い寝は関連が無かった。
添い寝をしていようがしなくてもこれらは関係がありませんでした。

✔生後すぐ、3ヶ月、6ヶ月、18ヶ月の時点で添い寝をしている赤ちゃんは一貫して夜泣きの頻度が多かった
✔寝付くまでの時間も6ヶ月は添い寝の方が長くなる結果でした。

添い寝をする場合は1歳6か月以降からがおすすめ

6歳時点で認知能力が上がる可能性(1)など、どうしても添い寝がしたい場合もあると思います。

今回の研究や先行研究を踏まえると1歳までは添い寝は赤ちゃんにとって危険ですので避けた方が良いでしょう。
子どもが成長し就寝中の窒息の危険性は少なくなります。夜泣きも増えることを考えると1歳半以降から一緒に寝ることをお勧めします。

(1)の研究では対人関係や子どもの精神的発達などほとんどの項目では添い寝は関係しないと報告されています。また、5ヶ月、2歳、3歳、4歳、5歳、6歳時点での添い寝の有無を調査しているので生後から1歳半までの添い寝の効果は低いと考えます。1歳半以降から添い寝をしても認知能力には効果があると思いました。

同じ部屋で寝ることは推奨されている!赤ちゃんが安全に眠れるスペースを作ろう

添い寝はいわゆる同じ布団で子どもと就寝することを指します。
ベビーベットやベビーゲートなどの仕切りでしっかり大人と分けて、危ないものを排除した状態であれば同室で寝ること良いと考えます。
これはアメリカ小児学会でも推奨されている(2)ので、生後すぐの時期は添い寝にこだわらず、同じ部屋に赤ちゃんが安全に眠れるスペースを作るという方法がおすすめです。工夫次第でスペースもとらない方法も可能だと考えます。

まとめ

✔添い寝は赤ちゃん(0歳児)にとっては危険である
✔1歳半より前に添い寝をすると夜泣きが増える
✔添い寝をしなくても子どもの発達や愛着などは影響なし
✔添い寝するなら1歳半以降からがおすすめ
✔生後すぐは同室で安全なスペースを作って寝るのがお勧め

いかがでしたでしょうか?
今回の記事を見ていただければ添い寝をするデメリットは赤ちゃんにとって危険であることだけで、発達や愛着形成には問題がありません。
また、添い寝をすると夜泣きが増えてしまうという結果も報告されました。

スペースなどの問題で難しい場合もありますが、同室でも赤ちゃんにとって安全なスペースを確保することはとても大事だと思います。
また、子どもが1歳半以降になればリスクは減りますので添い寝をした方が良い可能性もあります。
是非子どもとの添い寝の参考にしてほしいです。

他にも子育てに関する記事をまとめています。良かったら読んでくださいね。

引用論文

Bilgin, A., & Wolke, D. (2021). Bed-Sharing in the First 6 Months: Associations with Infant-Mother Attachment, Infant Attention, Maternal Bonding, and Sensitivity at 18 Months. Journal of Developmental and Behavioral Pediatrics: JDBP.

(1)Okami, P., Weisner, T., & Olmstead, R. (2002). Outcome correlates of parent-child bedsharing: an eighteen-year longitudinal study. Journal of Developmental & Behavioral Pediatrics, 23(4), 244-253.

(2)Task Force on Sudden Infant Death Syndrome. (2016). SIDS and other sleep-related infant deaths: updated 2016 recommendations for a safe infant sleeping environment. Pediatrics, 138(5).

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