みさなんは日記をつけたことはありますか?
日記をつけることによってその日に起こったことのストレス解消や心の整理ができ、その結果学習に効果があると言われています。
また、子どもの学習にも最適だと考えます。
今回は日記についての研究論文を元にどのような日記を書くと効果的なのか?なぜ日記は効果があるのかについて詳しく解説します。
日記を大学生に付けてもらい成績を確認した研究
2003年のアメリカのウェイン州立大学が報告した研究です
平均年齢19.5歳の大学生74名(女性52名)を対象としました。
✔対象者に4日間日記を20分程度で日記を書いてもらいました。
その際にグループを二つに分けました。
◯一つ目のグループは自分のストレスやトラウマになるような体験、人生の中でのトラウマなど自分の心に深く影響を与えたストレス体験を書いてもらいましたl(自分の感情や問題について書くグループ)
◯2つ目のグループには明日の計画、1週間後のひょてい、一年後の予定、10年後の予定を日記に書いてもらいました。自分の感情や心配、問題については書いてもらわないように伝えました。(今後の予定を書くグループ)
そして以下の項目について測定しました。
✔日記を書くときの気分
✔学校の成績(GPA)
※GPAとは「Grade Point Average」の略称で、海外の大学でよく使われます。成績を簡単に数値化したものです。
自分の感情や問題を日記に書くと成績が向上した!
✔学校の成績(GPA)は自分の感情や問題について書くグループの方がわずかに上昇する傾向にありました。
✔現在の気分も自分の感情や問題について書くグループの方がよりネガティブな気分を抱きやすい傾向にありました。
自分の問題や感情を日記に書くとなぜ成績があがるのか?
これはネガティブな感情を日記に書くことでストレスが解消されると考えられているようです。
ストレスにさらされるとワーキングメモリーが低下すると考えられています。
逆にストレスが解消されることでワーキングメモリーが正常に働き学力が伸びたと考えられます。
まとめ
✔日記を書くと成績が向上した
✔ストレス解消になるから
✔日記を書くときは自分の感情や問題、ストレスについて書くと効果がある
いかがでしたでしょうか?
日記は結構簡単ですがストレスに対して効果がありそうです。
最近ではブログやSNSもあるので手軽に開始できそうですよね。今日から実践しても良いかもしれません。
他にも学習や子育てに関する記事を書いているので良かったら読んでくださいね。
スポンサードリンク引用論文
Lumley, M. A., & Provenzano, K. M. (2003). Stress management through written emotional disclosure improves academic performance among college students with physical symptoms. Journal of Educational Psychology, 95(3), 641.