心配性な父親の子どもはしっかりしている

【3歳~18歳】こども
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憂鬱で心配性な父親の子どもはしっかりしている

研究者たちが発見したことは、お父さんが少しだけ心配したり、悲しんだりすると、子供たちは小学校の最初の年に問題行動が少なくなり、IQテストのスコアも良くなる可能性があるようです。

親たちは、特にお腹に赤ちゃんがいるときや、子供が学校に入るときなど、人生の変わる時期にストレスを感じたり、心配したり、悲しんだりします。研究では、親がとても心配したり、悲しんだりすると、子供の行動や考え方に悪影響があることがわかっています。

でも、Tina Montreuil先生が率いる研究チームは、お父さんが少しだけ心配したり、悲しんだりすると、子供たちは小学校の最初の年に問題行動が少なくなり、IQテストのスコアも良くなると発見しました。

この研究結果は、心理学の雑誌に掲載されています。

“私たちの研究は、お母さんとお父さんの両方の気持ちが、子供たちの行動や考え方の発達に大切で、それらは補い合うことができると示しています。”と、Montreuil先生は言っています。

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お父さんの気持ちと子供の発達との関連

お母さんのストレスや心配、悲しみが子供の行動や考え方の発達にどう影響するかはよくわかっていますが、お父さんの気持ちと子供の発達との関連についてはあまり知られていません。

どのような研究?

研究チームは、お父さんの心配や悲しみが、お母さんが妊娠中とその6〜8年後に測定され、子供の考え方や行動と関連しているかどうかを調べました。

彼らは、親が自分で報告した心配や悲しみのレベルが変わり、通常、病院で診断される人よりも軽い人たちの中でこの関連性を調べました。

最初の評価は、妊娠中と赤ちゃんの時に行われ、親の気持ちや、親がどれだけ学んだか、親同士の関係がどれだけ良いか、親がどう思っているかなどを含んでいました。

次の調査は、子供たちが小学校の初めの年にあり、行動や考え方のスキルをより多く使うことが期待される6〜8歳の大切な年齢で行われました。

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まとめ

“私たちの研究結果は、お父さんが報告した心配や悲しみが、他の研究で以前に見つかったように、子供たちの行動や考え方の結果が悪くなることと関連していないことを示しています。”と、研究の第一著者であるSherri Lee Jonesさんは言っています。

研究者たちは、お母さんが妊娠中にお父さんが報告した悲しみの少し高いレベルが、子供が約6〜8歳の時に行動や感情の問題が少なくなることと関連していると述べています。

お父さんは悩んだ方が良いのかもしれませんね。

引用文献
Sherri Lee Jones, Christina Caccese, Kelsey P. Davis, Jimin Lew, Guillaume Elgbeili, Catherine M. Herba, Julia Barnwell, Cindy Hénault Robert, Isabella Gavanski, Kristin Horsley, William D. Fraser, Deborah Da Costa, Jean R. Séguin, Tuong-Vi Nguyen, Tina C. Montreuil. Longitudinal associations between paternal mental health and child behavior and cognition in middle childhoodFrontiers in Psychology, 2023; 14 DOI: 10.3389/fpsyg.2023.1218384

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