今回はフィードバックに関する研究を紹介します。
学校や教育の現場、仕事場でもフィードバックは大切でした方が良いと言われますよね
でも実際フィードバックってどれくらいの効果があるのでしょうか?今回はこのFeedbackについて解説します。
またこの記事では効果的なフィードバックの方法も解説しています。
フィードバックの効果は?
2020年にアウクスブルク大学が報告したメタアナ論文では約61,000人の被験者を含む435の研究を解析しました。
とても大規模な研究です。
フィードバックの効果
全体的な結果は、中程度の効果を示しています(d= 0.48)
※数字は高いほど効果が高いとされています。
評価項目別の結果
認知能力・・0.51
モチベーション・・0.33
運動能力・・0.63
行動の変化・・0.48
フィードバックのタイプ
褒めたり、罰を言う・・0.24
修正する・・0.46
情報を与える・・0.99
フィードバックの方向
先生→生徒・・0.47
生徒→先生・・0.35
生徒→生徒・・0.85
とこれらに全て効果があります。
効果的なフィードバック方法は?
これらの結果よりフィードバックは認知能力や運動能力と相性がいいようですね。
また、より詳しい情報を与えるフィードバック方法や学生同士のフィードバックは非常に効果が高い可能性があります。
注意点
今回紹介した研究は435件の研究を対象にしていますが、結構古い研究も解析に入れています。研究の出版年数の中央値は1985年ですので、最近の研究を反映したものではない事に注意が必要ですね。
スポンサードリンクまとめ
✔フィードバックの全体的な効果は中程度の効果
✔認知能力や運動能力の向上が特に期待できる
✔学生同士や友人同士で効果的
✔情報を与えるタイプのフィードバックが効果的
いかがでしたでしょうか?
フィードバックは効果があるので、子どもの教育にも積極的に使っていきたいですね。
他にも自己説明やジェスチャーの効果なども解説していますので良かった見てくださいね。