ふり遊び、ごっこ遊びは子どもの感情をコントロールする力を高める!科学的根拠

【3歳~18歳】こども

今回はふり遊びやごっこ遊びについての研究を紹介します。以前子どもにヒーローなどの好ましいキャラクターになりきらせると退屈な課題でもあきらめずやり遂げる割合が高くなることを紹介しました。

好きなキャラになりきると子どもは誘惑に負けず課題をこなす!忍耐力が上がる!

このごっこ遊びやふり遊びは色々研究されていて、今回は感情のコントロールする力を上げる可能性があるよようです。
この力は社交性だけでなく、学校の成績やその後の人生の成功にも決定的に重要であると言われています。

その能力をふり遊びで高められるのは驚きですね。
この記事では論文に沿って解説することで、ふり遊びが具体的にはどんな感情をコントロールする力を高めるのか?どうして高めるのか?が分かる内容になっています。

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ふり遊びとブロックを組む場合と物語を読む場合で子どもの感情のコントロールする力を確かめた研究

2018年Developmental Science誌から報告されたアメリカジョージ・メイソン大学の研究です。

4歳~6歳にごっこ遊び、ブロック作り、物語を読むグループに振り分け毎日20分行った!

4歳~6歳までの97人を対象としました。

これらの子ども達を以下の3グループのどれかに振り分けました。

✔ふり遊びをするグループ(Dramatic pretend play games)

毎日20分間、以下の二つのふり遊びをしてもらいました。

1つ目は短いふり遊びです。例えば子供たちに大きな輪の中を歩いてもらい、様々な動物や気分、シナリオを与えて、歩きながら演技をしてもらいます(例:猿のように、悲しんでいるように、泳いでいるようになど)。

2つ目は少し長くて複雑なふり遊びを色々なバリエーションでしてもらいました。
例えば「シェフ」ごっこで、子どもたちはそれぞれシェフ(帽子をかぶっている)の役割を担い、先生(お客さん)のために食事を用意しなければなりません。

先生(お客さん)は、子どもたちが体を使ってふり遊びを行うように促し、料理作りを滞りなくこなせるように働きかけました。

✔ブロック作りをするグループ

毎日20分間子ども達にブロックで高い塔やお城、動物などを作ってもらいました。ここでは想像力を使うような取り組みしませんでした。

✔物語を読むグループ

毎日20分間で物語を読みました。

先生は本の色、筋書き、どういうお話だったかなどについて子どもたちに質問しました。読み聞かせ中に子どもたちのふり遊びをしないような関わりをしました。

以上の毎日20分のプログラムを8週間行い評価しました。

評価は以下のことを調べました。

✔援助行動や利他的行動をするようになるか

✔クラスで社会的な行動がとれるか?

✔他人の苦痛をみてストレスをどれくらい感じるかを観察しました。
➡他人が痛く感じると自分も不快な気持ちになりますよね、その程度を見ました。

✔ストレスを感じている他人をみて、どれくらいストレスを受けるかを評価しました。
➡他人がストレスに感じている状況の時、自分はストレスに感じるかを評価しました。

ごっこ遊び・ふり遊びをした子どもは自分へのストレスを落ち着かせる能力が高かった!

 

ふり遊びをした子どもは他のグループの子より✔他人の痛みに直面しても自分の苦痛を落ち着かせる能力が高かった

✔ストレスを感じている他人を見ても、自分が不安やストレスを感じることが少なかった。

✔援助行動や利他的行動、社会的行動は有意ではありませんでした。

これらの結果をもってふり遊びは感情のコントロールを良くする効果があると結論されました。

ごっこ遊び・ふり遊びが感情のコントロールを上手にする理由は?

感情のコントロール力は社交性だけでなく、学力の成績やその後の人生の成功にもとても重要な要素だと言われています。

ふり遊びやごっこ遊びがなぜ感情のコントロール力を高めたのでしょうか?
論文では以下のような説明がありました。

ふり遊びをすることで、自分の身体を使って、他の人の感情や行動、精神状態を真似し、体験することになります。そして、さまざまな感情に関わることで、子どもたちは感情の原因と結果について理解することができると考えています。

また、ふり遊びの中で起こる自然な感情の対立と解決が感情のコントロールを上手くしている可能性があることや強い感情を呼び起こすような出来事を作り出すことで、そのような出来事を自分の好きなように解釈して、その体験を通して感情をコントロールする最善の方法を学ぶのではないかと述べています。

ふり遊びやごっこ遊びで確かにキャラクターになりきると、そのキャラクターの気持ちが理解できるのかもしれません。これはプロの俳優でも同じなのかもしれませんね。

まとめ

ふり遊びは感情のコントロールする力が上がります。
✔具体的には自分へのストレスを落ち着かせる能力が高くなります。
✔これはふり遊びでさまざまな感情のパターンと解決を経験し感情をコントロール出来ていくと考えられます。

いかがでしたでしょうか?

ごっこ遊びを是非教育の現場や子育てに取り入れたいですね。

以下にも子育て・教育に関する記事をかいています。良かったら読んでくださいね。

引用論文

Goldstein, T. R., & Lerner, M. D. (2018). Dramatic pretend play games uniquely improve emotional control in young children. Developmental science21(4), e12603.

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