0歳からのトイトレ:ECの効果!5歳以降のおねしょ(夜尿症)を減らす!科学的根拠

【0歳〜3歳】乳幼児

今回は5歳以降の大きくなってもおねしょしてしまう原因と紙おむつ、ECの効果について解説します。

紙おむつをする期間が長いと夜尿症(おねしょ)になるリスクが高いという研究結果でした。また生まれてすぐに出来るトイトレECは夜尿症のリスクを減らす効果もありました。

2020年にネイチャーから発表された論文を元にその原因について解説します。この記事を読めばトイレトレーニングのECのやり方や紙おむつはいつまでに止めた方が良いのかわかる内容になっています。

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0歳からのトイレトレーニング:ECとは?

ECとは、Elimination Communication:エリミネーション・コミュニケーションの略語でEliminationは排泄を意味し、Communicationはコミュニケーションを意味しています。
Assistance Infant Toilet Trainingとも言われ、0歳の乳児(Infant)の頃から排泄を通してコミュニケーションを取ることを目的としています。一般的な1歳半頃から始めるトイトレとは少し違います。排尿をコントロールする訓練というよりは排尿する機会を設けて自然と排尿のタイミングをつかめるようサポートすることのようです。

ECのやり方

✔赤ちゃんの排尿や排便を察した時に、排泄させるために赤ちゃんを優しく支えて、便器やおまる、洗面器でも良いそうです。
そこにお尻を置き、安全なしゃがんだ姿勢で抱きしめることのようです。

排泄を無事に終えたら終了です。しばらくしてみて出なくてもやめて良いです。
こうやって赤ちゃんに排泄の習慣をつけていきます。

ECを一定の間隔で行い排泄のパターンを合わせる場合もありますが、基本的にそろそろトイレかなと思ったタイミングで始めて良いそうです。ここが重要のようです。回数をこなすと「そろそろトイレかな?」のタイミングがつかめてくるようです。(親ってすごいですね)
初めのうちはタイミングがわからないので、赤ちゃんが睡眠から目覚めたときや授乳後など、何かの活動の前後にECを行い排泄するタイミングを取ったりします。

この方法と夜尿症(おねしょ)の関係を調べたものが今回の論文になります。

トイトレがおもらしを減らす効果を明らかにした研究

2020年に世界的な科学雑誌ネイチャーより報告された研究です。

6歳の夜尿症(おねしょ)の子どもと同じ年の夜尿症でない子を比較して違いを調べた

症例対照研究として、2017年8月から2018年7月まで、中国本土の3つの医療機関において、夜尿症(おねしょ)の子ども376人と、性別と年齢が一致した健康な子ども379人を対象としました。平均年齢は6.79歳でした。

おねしょの子とそうでない子どものお母さんに使い捨ておむつをつけていた期間とトイトレやECの有無のアンケートを取りました。

紙おむつを使う期間が長いと夜尿症になるリスクが上がる!

結果は
紙おむつの使用を止める子どもの年齢の中央値は、2歳2か月(24〜32か月の範囲)でした。

紙おむつの使用年齢が1月毎に増加するとは夜尿症と正の相関があり、17%に増えることが分かりました。

✔紙おむつを25ヶ月使用していた子どもに比べて17ヶ月の子どもは夜尿症のリスクが81%減った

紙おむつを長く使っている子どもは夜尿症になりやすい傾向にあるようです。
これはなんとなくわかりますよね。

紙オムツを使う期間が長いと5歳以降に夜尿症になりやすい理由

子どもの夜尿症(おねしょ)のほとんどは、膀胱が満杯であるという信号に脳が反応しないために起こると考えられています。
研究者は、紙おむつを使って寝る習慣を何年も続けてきたことで、脳が膀胱を無視するようになるのではないかと考えています。
最近の使い捨て紙おむつは、おねしょで下半身が濡れているという感覚を分からなくするくらい優秀なので、膀胱と脳のつながりを無視してしまい夜尿症にしやすくなる可能性があると考えています。

一般的に、赤ちゃんの膀胱が一杯になると大脳皮質が刺激されて排尿が始まり、2〜3歳の子どもでは外尿道括約筋が自律的に排尿をコントロールできるようになります。
紙おむつを長時間使用すると、自律的に排尿をコントロールする機会が失われる可能性があると述べています。

5歳以降の夜尿症を減らすためには、紙おむつは早期になるべく外す方が良いようです。この研究結果を参考にすると1歳半より前におむつを外すのが効果的ですね。

ECはおねしょを減らした!

さらにこの研究ではECについても調査しました。

✔ECをしていない子どもはオムツの装着期間が1月増える毎に5歳以降に夜尿症になる確率が20%増えるのに対し、ECをした子どもは8%の上昇でした。

✔使い捨ておむつを25ヶ月使用していた子に比べ17ヶ月の子ども+ECだと夜尿症のリスクは89%まで減った!(17ヶ月でECをしない場合は81%)

✔一般的なトイトレはあまり関係ありせんでした。

ECでおねしょが減る理由は?

新生児でも脳と膀胱の接続がすでに確立されており、満杯の膀胱に反応して皮質の覚醒があることが最近の研究でわかってきています。

ECは赤ちゃんとのコミュニケーションを通して乳児の自然な排尿や排便のタイミングと手掛かりを察知することができます。

そこで適切に排泄させてあげることで、赤ちゃんは満杯の膀胱から発生した応答信号を認識して、排尿のプロセスを刺激することができます。そのため排尿のコントロールを学習し、排尿の調整を早める可能性があるようです。

ECはおねしょを減らす強力な武器になりそうですね!また、ECは赤ちゃんの泣く時間や回数を減らす効果があり、夜泣きなども減らす可能性があります。

大きな悪影響はなさそうですので子育てに積極的に取り入れることをおすすめします。

生後すぐからでも行って良いですが、第一子など赤ちゃんに慣れていなければ首が座る3ヵ月頃から始めてみるのをお勧めします。

まとめ

✔紙おむつをつける期間が長いと大きくなって夜尿症になりやすい
✔紙おむつは1歳半までにやめると夜尿症のリスクをかなり減らせる
✔ECを行うと夜尿症のリスクを減らせる

いかがでしたでしょうか?子どものおねしょ問題は子ども自身によるところもありますが、子育ての仕方でも誘発される可能性があるようです。

私もこの研究をもっと早く知っていれば子どものおねしょ減らせたかもしれないなと少し悔しい気持ちです。一人でも多くの人に参考にしてもらえれば幸いです。

ECが泣く時間や回数を減らす研究については以下にまとめていますので良かったら読んでくださいね。

引用論文

Li, X., Wen, J. G., Shen, T., Yang, X. Q., Peng, S. X., Wang, X. Z., … & Du, Y. K. (2020). Disposable diaper overuse is associated with primary enuresis in children. Scientific reports10(1), 1-9.

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