子ども時代にたくさん自然環境と触れ合うと大人になってからメンタルが強くなる

【3歳~18歳】こども
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こんにちわ。
皆さんは子どもと積極的に自然と触れ合っているでしょうか?あまり触れ合っていないと感じている人はもしかすると自分の子ども時代も自然と触れ合う機会が少なかったのではないでしょうか?

また、皆さんもきっと自然と触れ合うことは認知能力の向上や心身の健康増進などなんとなく精神的にも身体的にも良いのだろうなと感じていると思います。

今回はこの二つの点について研究した論文を紹介したいと思います。

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小さいころに自然の多い環境で育つとメンタルが強くなる!研究

バルセロナ地球健康研究所の研究によると、幼少期に自然が多い環境で育った大人は、自然が少ない環境で育った大人よりも精神的に健康である可能性があるという研究です。

また、自然の少ない環境で育った大人は自然と触れ合うことの大切さをあまり重要に考えていない可能性も示されました。

この研究はバルセロナ(スペイン)、ドエティンケム(オランダ)、カウナス(リトアニア)、ストーク・オン・トレント(イギリス)の成人約3,600人のデータを用いて実施されました。

大人の参加者は、幼少期に自然に触れた頻度についてのアンケートに回答しました。

また、現在の自然に触れている頻度、満足度、そしてそのような機会について重要視しているかも質問されました。

評価は過去4週間の緊張感や抑うつ感、活力(エネルギーや疲労度)などの精神的な健康状態を心理テストをしました。

大人になってからの住宅周辺の自然環境は、衛星画像も用いたそうです。

その結果、幼少期に自然と触れ合う機会が少なかった大人は、自然に触れ合う機会が多かった大人に比べて、心の健康度の点数が低いという結果がでました。

自然環境に触れ合わないで育つと自然環境に触れ合わなくなる!?

子ども頃に自然への露出が低かった参加者は、自然と触れ合うことの大切さをあまり重要に考えていない結果がわかりました。

この研究では、子ども時代に自然と触れ合う機会が少ないと、大人になってから精神的健康状態が悪化する可能性があると述べています。
おそらく自然環境に触れることをあまり大切だと思っていないので、精神的に自然に触れ合おうと考えないことが考えられますね。

研究者は「大人になってから自然に感謝する態度や健康的な心理状態を身につけるためには、子ども時代に自然とたくさん触れることが重要です」と強調しています。

日本もそうですが、海外の子供たちの多くは室内での生活を送っているため、自然の屋外環境を利用できるようにし、魅力的で安全な環境で遊べるようにすることが望まれると述べています。

自然に触れ合うことが少ないまま育つと自然と触れ合うことの大切さを低くくみてしまう傾向があることが分かりました(もちろんそのような環境で育ってもしっかり意識さえすれば大丈夫だと思います)

自然と触れ合うことは精神的には健康良いので子どものころから積極的に自然に触れさせてあげたいですね。

皆さんの子育ての参考になれば幸いです。

子育てについて他にも記事を書いています。良かったら読んでくださいね。

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引用論文

Myriam Preuss, Mark Nieuwenhuijsen, Sandra Márquez, Marta Cirach, Payam Dadvand, Margarita Triguero-Mas, Christopher Gidlow, Regina Grazuleviciene, Hanneke Kruize y Wilma Zijlema. Low Childhood Nature Exposure is Associated with Worse Mental Health in Adulthood. nternational Journal of Environment Research and Public Health, 2019 DOI: 10.3390/ijerph16100000

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