不倫されやすい人・不倫されにくい人の特徴!科学的根拠

恋愛心理学
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今回は不倫された人を調査して分かった事を紹介します。

まず、不倫や浮気をしやすい人の性格的な特徴はかなり研究はされていて、協調性と誠実性のレベルの低い人外向性や神経症傾向のレベルが高い人浮気をしやすいと研究で明らかにされつつあります。

では不倫や浮気をされやすい人はどんな特徴の人だと思いますか?または不倫や浮気をされにくい人は?というのが今回のテーマになります。

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不倫された人の特徴を調べた研究

2020年Personal Relationships誌から発表されたアメリカ・オハイオ州立大学の研究になります。

対象者

2004年から2006年にかけて実施された調査で1577人が対象となりました。

年齢や人種、収入、信仰心などの他に性格的特性(ビッグファイブ)を調べました。

ビッグファイブとは?

人間の性格と精神を記述する上で五つの要因に分類され、この組み合わせで人の性格はなりたっていると唱えられている理論です。

五つの要因は、開放性、誠実性、外向性、協調性、神経症傾向と定義されます。
つまり人の性格はこの5つの因子の組み合わせで構成されているということです参考リンクwikipedia

今回の研究では、ビッグファイブである開放性、誠実性、外向性、協調性、神経症傾向は26個の質問を用いて1~4までのレベルに分類されました。
1がその性格特性は小さく、4がその性格特性は大きいことを表します。

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不倫や浮気されやすい人は協調性が高かった!

結果は

✔結婚年数が増えるごとに、配偶者の不倫は8%増加する。
これは年齢を重ねるとそれだけ出会いや機会が増えるためだと思います

協調性が1レベル増加するごとに不倫される確率が3倍になる
つまり、協調性が高いと不倫されやすいことが分かりました。

協調性は、他人に対して疑い深く敵意を抱くのではなく、思いやりがあり協力的である傾向を表している。争いを好まず人間関係において好ましい性格と言えますが、恋愛や結婚においては不利なのかもしれません。
研究者は協調性が高いとそのパートナーは「もし不倫がバレも相手は離婚の決断や訴えるなど、大変なことにならないだろう」と思われているからと考えられています。

つまり相手を舐めているわけですね。浮気や不倫などをしても、この人は俺の言うことを聞くだろうという思考に陥らせ易い性格特性だと言えます。
また、実際に協調性が高い人は離婚をしにくいという研究もあるようです。

浮気されにくい人は誠実性が高かった!

✔逆に浮気されにくい人の特徴は誠実性が高い人です。
この性格特性のレベルが一つ高くなると浮気する確率が約1/2になるそうです。
誠実性の人の特徴は意欲的で慎重、真面目で組織的なことも得意。持続性も持つ性格特性と言われています。
このような性格は結婚には非常に向いており、浮気をされにくいのであろうと考えられています。

また既婚者では浮気をする人には男女差はなく収入や学歴、関係の質、性的親密さなども有意な関連がみられませんでした。
結婚はやはりお互いの性格が占める割合が高いのかもしれませんね。

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個人的なLimitation

アンケート調査ですのでやはり信頼性は低いです。また文化の違うアメリカでの研究、浮気や不倫されているけど気付いていない人は解析されていないなどの研究の限界があると思います。もう少し質の高い研究が必要だと思います。今後の研究に期待ですね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?浮気された人、不倫された人の特徴が少し見えて来たでしょうか。
今回、不倫された人に焦点を当てた調査でした。大事なのは不倫や浮気をする人が悪いという事です。
論文でもそのことには触れられており、浮気された人を責めるような研究ではなく、浮気や不倫という現象を理解するために行ったと言われています。ですが、なるべくなら浮気はされたくないですよね。
ビッグファイブは年を取ると変化もするようで(つまり性格は年齢と共に変わる)、自分の性格を見直すと良い夫婦関係を維持できるかもしれませんね。

浮気している人の特徴はこちらで解説しています。浮気している人の態度

また、2017年の研究では浮気は繰り返す可能性が高いと言われています。以下の記事に詳細を書いているので良かったら読んでくださいね。

また、男性ホルモンであるテストステロンが高い人も浮気をしやすいという研究があります。良かったら読んでくださいね。

引用論文

Mahambrey, M. (2020). Self‐reported Big Five personality traits of individuals who have experienced partner infidelity. Personal Relationships, 27(2), 274-302.

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