キスは恋愛の象徴?世界ではそうとも限らない
映画や歌、芸術作品では、情熱的なキスが恋愛の象徴として描かれてきました。でも2015年8月5日、インディアナ大学の研究によると、世界の多くの文化でロマンチックなキスは普通のことではなく、中には不快だと感じる人もいるそうです。
スポンサードリンク研究では何がわかったの?
この研究では、世界中の168の文化を調査しました。その結果、調査された文化のうち46%のみでロマンチックなキスが行われていることがわかりました。ロマンチックなキスとは、唇と唇が触れ合うことで、長さはさまざまです。
どの地域でキスが多いの?
ロマンチックなキスが最も一般的なのは中東で、調査された全ての文化で行われていました。北米では55%、ヨーロッパでは70%、アジアでは73%の文化でキスが行われています。
しかし、中央アメリカ、サブサハラアフリカ、ニューギニア、アマゾンの狩猟採集民や農耕民では、キスの証拠は見られませんでした。
スポンサードリンクキスの意味と文化的背景
この研究からわかるのは、キスが恋愛の一部と見なされているのは、社会が複雑で階層化された文化に限られることです。
キスの進化の起源はまだ明確ではありませんが、人間においてはパートナーのことをもっと知るための手段として、また相性を確かめるための方法として使われることがあります。
キスは生物学的な意味を持つ可能性もありますが、それはキスをエロティックな行為と見なす文化に限られるかもしれません。
キスがどのようにして恋愛行為として広まったのかは未だに謎です