親にとって子どもの会話の能力は気になりますよね。今回は役に立ちそうな研究があったので紹介します。
リズムに合わせた仕草が子どもたちの話す力を伸ばす研究
Observing storytellers who use rhythmic beat gestures improves children’s narrative discourse performance
2018年Pompeu Fabra大学の研究者はリズミカルなジェスチャーを使った簡単なトレーニングが、5歳と6歳の子供たちの話す力に役立つ可能性が示されました。
ジェスチャー、いわゆる会話の時の仕草や動作は人間のコミュニケーションの本質的な部分ですね。大人も子供もすべての人は話すとき少なからず身振りで示す傾向があります。
対象者は5歳と6歳児
この研究の参加者は、ジローナ(スペインの地域)のの5歳と6歳の44人の子供たちでした
この実験では、2人の小学校教師が異なる話をした24のビデオの様な教材が使用されました。
これらの録画のうち12本では、語り手は物語のキーワードを強調するためにリズミカルなジェスチャーを使いました。
そして、他の12本ではそのようなジェスチャーは行われませんでした。
その後子供たちに視聴した動画を説明するテストを行いました。
結果はリズミカルなジェスチャーが録画を見た子ども達は、より良いお話の説明が出来たことが示されました。
子どもたちには身振り手振りを使って説明すると理解が早そうです。子供とお話する時は少し意識してみると良いかもしれませんね。
スポンサードリンク引用論文
Ingrid Vilà-Giménez, Alfonso Igualada, Pilar Prieto. Observing storytellers who use rhythmic beat gestures improves children’s narrative discourse performance.. Developmental Psychology, 2018; DOI: 10.1037/dev0000604
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