しつけを比較!体罰は悪影響が大きい!おすすめは諭す躾!科学的根拠

【3歳~18歳】こども

今回は躾を世界規模で比較した研究を紹介します。
体罰をしつけの方法で子どものメンタルや精神への影響はあるの?という点について研究しています

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体罰を含む3種類の躾と子どものメンタルを62ヶ国21万家族を対象に調査した大規模研究

2021年Behavioral Development誌から報告された米国ミシガン大学の研究です。

主に中‐低くらいの発展途上国である62カ国215885の家族を対象としました!(すごい人数ですね)

しつけと子どもの社交性・攻撃性・集中力を調べた!

調査項目は

子どものメンタルを調べた社交性:他の子どもと仲良くしているか

攻撃性:他の子どもや大人を蹴ったり、噛んだり、傷つけたりしているか

集中力:すぐに気が散ってしまうか

これらをYesまたはNoで答えてもらいました

しつけについての調査は

体罰
養育者の自己申告により、過去1カ月間に養育者または家庭内の誰かが子どもを素手で叩いたか

特権の剥奪する方法
過去1カ月間に、家庭内の大人が子どもから特権を剥奪したり、子どもが好きなものを禁止したり、子どもを外出させなかったりしたかどうかを、家庭内の回答者に尋ねることで評価しました。

言葉で諭す方法
過去1ヶ月間に、子どもの行動がなぜ悪いのかを説明した大人がいるかどうかを尋ねました。

以上の3つのしつけについて調べ解析と分析をしました。

体罰は社交性や集中力を低下させ攻撃性が断トツで高い結果だった!

 

✔体罰は社交性とは関連性がなく、攻撃性と集中力低下とは関連性が高いことがわかりました。

✔体罰は他のしつけ方法に比べ断トツで攻撃性が高く、集中力も断トツで低下していました。

体罰の多い国での結果:攻撃性は高く、社交性が低かった


さらに体罰の多い国では社交性が低いことが分かりました。攻撃性は高いままでした。集中力低下の程度は有意でなくなりました。

この体罰が多い国というのは文化的に体罰しても良いという規範がある国が多いという解釈もできます。体罰を容認する人にはこのような文化を持つ所では体罰しても悪い影響は無いという考えもあるようです。

しかし、今回の結果では攻撃性や社交性では悪い結果がでました。注意力に関しては低くもなく高くもない結果が出ましたね。
体罰を容認する文化の人々も他のしつけの方法と比べるとデメリットは多いと結論されています。

体罰は百害あって一利なしという事は科学的な面で見ても明らかになってきていますね。

他の研究では体罰をされている子どもは嘘をつきやすいという報告もありますので暴力は子どもにとって深刻な影響を与えると言えるでしょう。管理人的にも体罰はなるべく使用しないように推奨します。

特権をはく奪するというしつけは社交性・集中力が下がる結果


✔他のしつけと比べ社交性は一番低かった

✔攻撃性や集中力低下は有意で、その程度は体罰の次に高かった!

特権はく奪が多い国:集中力が低下していた

また、このしつけ方法の頻度が高い国で解析すると社交性や攻撃性は有意ではなくなりました。しかし集中力の低下はありました。

この特権を奪うことによって攻撃性が高くなる理由の一つとして、このしつけを行う際に親が攻撃的な口調や態度で行ってしまう場合はこのデメリットが出る可能性があると述べられています。

この特権を良く使う文化のある国では攻撃性が高いことや社交性が低下するデメリットは減っていそうです。それでも集中力は低下するようです。

言葉で諭すというしつけは社交性を高め、集中力も低下させないという結果

✔言葉で諭す方法は、社交性=他の子どもと仲良くすることのレベルを上げました。

攻撃性は有意だったが、他のしつけの方法と比べて効果は一番低いかった。

✔集中力の低下とは関連がありませんでした。

言葉で諭すしつけが多い国:唯一攻撃性が低下していた

このしつけ方法の頻度が高い国で解析すると、なんと攻撃性は低下しました。社交性と集中力は有意ではありませんでした。
体罰や特権のはく奪というしつけ方法よりもデメリットはかなり少ない方法と言えそうです。

また、研究者は言葉で諭すことによる悪影響は口調が厳しいことや懲罰的な言葉使いによる可能性があると考えています。
発達の段階に合わせた話し方も大事と述べられています。

それでも体罰よりは子どもにとって遥かにメリットのある方法です。

住む場所や収入、母親の学歴、性別でも違いがあった!

✔都会育ちの子どもはは社交性と集中力が低下していた

✔高収入の家庭は社交性が高く、攻撃性が低い、集中力は高い傾向にあった。

✔母親の学歴は社交性が高い

✔男児は女児に比べて社交性や集中力は低く、攻撃性は高い傾向にあった。

これらの結果は過去の研究などでもよく述べられている結果や傾向だと考えます。

研究の限界

今回はYesまたはNoの2択のアンケートを用いたのでしつけの具体的な方法までは分からないようです。
また、回答者はほとんどがお父さんだったようです。(83%)現在でも子育てするのは母親が多いことが現状ですので、子育てや子どもの情報に関しては不十分な可能性があります。
また、主に中~低所得の国=発展途上国を対象にした研究というのにも注意が必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は体罰・特権をはく奪する・言葉で諭すという3種類のしつけ方法を比較した研究でした。体罰は悪い効果が一貫して一番強かったです。そして体罰を当たり前にする文化でも悪い影響はありました。

攻撃性は全てのしつけで有意でしたが、その程度の大きさは体罰が断トツで大きいという結果でした。一番低いのは言葉で諭す方法でした。

個人的なしつけの方法はメインでは言葉で諭す方法を使いながら、どうしても収集が付かない時は特権をはく奪する方法もありかなと思います。体罰は無しです。今回の研究を参考にしながら上手なしつけ方法を見つけていきたいですね。

また、効果的なしつけ方法の一つにタイムアウトというのもあります。
以下に詳しい記事を書いているので参考にしてみてくださいね

引用論文

Grogan-Kaylor, A., Castillo, B., Pace, G. T., Ward, K. P., Ma, J., Lee, S. J., & Knauer, H. (2020). Global perspectives on physical and nonphysical discipline: A Bayesian multilevel analysis. International Journal of Behavioral Development, 0165025420981642.

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