英語と日本語を話せるなど、2か国語を話せる人をバイリンガルと呼びます。
この2つ以上の言語が混ざった環境で育つ赤ちゃんは注意管理能力があがるみたいです。
小さい頃から英語や外国語に触れるのは大切かもしれないですね。
多言語の環境にいると赤ちゃんの注意力があがる研究!
この研究では自宅で複数の言語に晒されている赤ちゃんは、1つの言語に晒されている赤ちゃんよりも注意力管理が優れていることを明らかにしました。
2019年ヨーク大学の研究によると、バイリンガルの家庭で成長することの利点は生後6ヶ月から始まります。
研究者らは、注意と学習を評価するために乳児の眼球運動を測定する2つの研究を実施しました。
研究された幼児の半数はひとつの言語環境で育てられていましたが、残りの半数の幼児は2つの言語がそれぞれ約半分の時間話されているのを聞いた環境で育てられていました。
そして、カメラとスクリーンを備えたベビーベッドに横たわっている間に画像を見せられ、絵を見ながら、彼らの目の動きが追跡され記録されました。
乳児は画面の中央に2つの画像のうちの1つを見た後、画面の左側または右側に別の画像が現れました。この絵の表示はルールを持たせていました。
すべての幼児はこれらの規則を学ぶことができました。
そして、実験の途中で絵の表示のルールを変えました。
すると、バイリンガルの環境にさらされた赤ちゃんは新しい規則を学ぶことが一つの言語の環境に育った赤ちゃんより良い結果でした。
バイリンガルの環境が、赤ちゃんの初期の発達において重要な要素と見なされるべきであることを意味されます。
また、これまでの研究によりバイリンガルの子供と大人は、応答を切り替えたり、問題に対処することを必要とするいくつかの認知能力が、バイリンガルでない人より上回っていたことが報告されています。
今回の研究では赤ちゃんでもその傾向があったということです。
これらの違いの理由は、話す言語を選択するためのバイリンガルの継続的な必要性から生じると考えられていました。
バイリンガルには憧れます。確かに賢い方が多い様に思います。
まず親が外国語の勉強をして話せるようになるといいかもしれないですね。
そして小さい頃から英語や外国語に触れさせると賢い子に育つ可能性があります。
今後の教育の参考になれば幸いです。
スポンサードリンク引用論文
Kyle J. Comishen, Ellen Bialystok, Scott A. Adler. The impact of bilingual environments on selective attention in infancy. Developmental Science, 2019; e12797 DOI: 10.1111/desc.12797
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