おもちゃは少ないほうが子どもの創造性に良いかも

【0歳〜3歳】乳幼児
スポンサーリンク

子どもとおもちゃの研究を紹介します。
みなさんは子どものおもちゃはいくつあるでしょうか?私は既に数えきれないです、、、。

今回の論文では子どもをおもちゃで遊ばせるとき数が少ないほうが子どもの遊びの質が上がったと結論された研究です。
また研究者はおもちゃが少ないほうが子どもの創造性を上げる可能性があると述べています。

スポンサーリンク

研究内容

2018年米国トレド大学の研究です。

対象者

1歳半から2歳半の36人の子どもを対象にしました。

研究方法

研究は大学の1室で行われました。

最大でも30分間子どもにおもちゃで遊んでもらい、その様子をいろんな角度からビデオ撮影し評価しました。
親は子どもと一緒にいてもらいました。

子どもが好きだとわかっているおもちゃはそのおもちゃで長く遊ぶことが考えられるため、事前に取り除いたようです。

子どもたちはランダムに
✔初めにおもちゃが4個ある場合で遊び、次におもちゃが16個ある場合で遊ぶパターン

✔初めにおもちゃが16個ある場合で遊び、次におもちゃが4個ある場合で遊ぶパターン

この二つのパターンで遊んでもらいました。

以下の3つの点を主に観察しました。

✔おもちゃを取り換えた回数
✔一つのおもちゃで遊ぶ時間
✔おもちゃを使った遊びのバリエーション(例えば、建てる、積み重ねる、開く、ひねる)

結果

全員15分以上遊びました。

調査結果✔おもちゃを取り換えて遊んだ回数 4個のおもちゃの方が約50%少なかった。

✔一つのおもちゃで遊ぶ時間は4個のおもちゃで遊んだ方が2倍以上長く遊んだ。

✔おもちゃを使った遊びのバリエーションも4個のおもちゃで遊んだ場合が63%多かった。

つまり、少ないおもちゃで遊んだ方がおもちゃを取り換えることなく、同じおもちゃで長く遊んで、おもちゃの遊びかたの種類も多かったという結果でした。
この結果をもって研究者はおもちゃが少ないほうが遊びの質が高いと結論しています。さらに子どもの創造性を高める可能性があると述べています。

個人的なLimitation

おもちゃの遊びの質を取り換える回数や遊ぶ時間、バリエーションで判断して良いのかはちょっと注意が必要だと思いました。
そしてこの結果をもってして、子どもの創造性まで推察できるかはとても疑問の残るところですね。今後さらなる研究に期待したいですね。

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?
正直今回の研究では、おもちゃが少ないと子どもは一つのおもちゃでいろんな遊びかたを提示し、集中して遊んでくれるようです。そのため子どもの創造性を高めてくれる可能性があるかもしれないですね。

沢山あるといろんなおもちゃに気を取られて一つのおもちゃにハマりきれないかもしれません。

遊ばせるときは4個くらいを出して遊ばせても良いのかもしれませんね。

何かの参考になれば幸いです。

おもちゃを増やしすぎない方法としておもちゃ系のサブスクというのも一つの手段になるかもしれません。
おもちゃ系のサブスクとはおもちゃを定期的に交換してくれるサービスです。4~7つのおもちゃが2カ月毎に届くようです。気に入らないおもちゃは何度でも交換してくれるし、子どもが大きくなったらおもちゃって場所をとるだけになるので結構便利かもしれません。興味があれば検討されてくださいね↓

保育士等のプロが選定!知育玩具のサブスクならCha Cha Cha☆今なら初月0円で始められる!

また、子どもの創造性を上げる教育方法や関連記事を以下に書いています。良かったら読んでくださいね。

引用論文

Dauch, C., Imwalle, M., Ocasio, B., & Metz, A. E. (2018). The influence of the number of toys in the environment on toddlers’ play. Infant Behavior and Development, 50, 78-87.

 

タイトルとURLをコピーしました