こんにちは。私も子どもがいるので子育てや教育に関することに最近かなり興味が出てきました。そこでこどもに関することを探していると興味深い研究があったので紹介します。
祖母が思春期で母親になっている場合、孫に悪影響がある可能性がある
2019年の研究によると、思春期で母親になり、子供の子ども(つまり孫)は同級生よりも学校の成績が低い可能性があるようです。
この研究は米国スタンフォード大学とマニトバ大学の共同研究によって発表されました。
これまでの研究により思春期のお母さんから生まれた子どもたちは、就学の準備が整っておらず、成人以降のお母さんから生まれた子供たちよりも良くない学習の成果を上げていることが明らかになっています。
これは何となく納得できますね。お母さん自身もその周りの環境も整っている方が子どもにとっても良さそうです。
対象者
カナダのある地方の州の人口調査のデータを使用して、11,326人の子供を調査しました。
誕生年と場所、収入、そして出生時の子供の健康状態の違いを103項のアンケートで調査しました。
祖母が思春期で母親になっていた場合、学習の準備が遅れていた
✔祖母が思春期で母親になっていた供の多く(36%)は、祖母が20代以降で母親になった場合の子供(31%)よりも学習の準備ができていませんでした。
なんとその関係は、子供の母親が思春期のお母さんではなかった場合でもみられました。
✔おかあさんとおばあちゃんが少なくとも20歳以上で母親になった子供たちと比較して、思春期に母親になったおばあちゃんと20歳以上のお母さんの組み合わせの子どもは、学習の準備ができていない割合が39%と大きい割合(オッズ比)でした。(95%CI:1.22-1.60)
これらの子供たちは身体の発達や社会的な能力、言葉および認知能力の発達において遅れをとったという結果でした。
研究者は「思春期で子どもができることは、幼児期の発達に大きな影響を与える – その母親の子供だけでなく、そのお母さんの孫にも」と述べています。
とても考えさせられる内容ですね。気を付けて頂きたいのは海外の研究なので日本に必ずしも同じ傾向があるかはなんとも言えません。
だけれどおばあちゃんの影響が孫にまで影響するのはびっくりです。
しかし子どもの学力や発達は後天的要素も多いです。子どもが生まれてからしっかり愛情を込めるとデメリットは無くなるはずです。
以下に関連した記事を書いていますので良かったら読んでくださいね。
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引用論文
Elizabeth Wall-Wieler, Janelle Boram Lee, Nathan Nickel, Leslie Leon Roos. The multigenerational effects of adolescent motherhood on school readiness: A population-based retrospective cohort study. PLOS ONE, 2019; 14 (2): e0211284 DOI: 10.1371/journal.pone.0211284
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